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イバラガニとは
みなさんはイバラガニって聞いたことあるでしょうか?名前からしてトゲトゲした蟹を想像してまうと思う。その通りトゲトゲした感じでタラバガニの仲間です。そのイバラガニは130年ほど前に発見された蟹でまだまだ生態は謎が多い。昔は蟹漁をしているとたまに網に引っ掛かる珍しい蟹だったそうです。
だがその蟹はタラバガニよりも美味しいという地元ならではのイバラガニ好きもいるようです。
イバラガニはどこで捕れる?
主に宮城沖、房総沖、東京湾、相模湾、遠州灘、三重沖、熊野灘などのの太平洋側で水深500メートル以上のところで捕れます。どちらかと言えば暖かい季節でも捕れる蟹です。
イバラガニ?それはイバラモドキ!
つい先日に友人に
「イバラガニって知ってる?タラバガニに似た蟹でタラバガニよりも濃厚でめっちゃ美味しいらしいから通販で頼んで届いたから一緒に食べへん?」
とのお誘いを受け友人宅にお邪魔しました。見事なほどの量で他の友人も呼ばれてて流水で解凍してそのまま食べたり、鍋で食べたりしました。ほんとにタラバガニよりも濃厚に感じて身も大きかったです。めっちゃ美味しい蟹だと思いました。だが友人が言うにはこれは
「正真正銘のイバラガニではなくて、それはイバラガニモドキと言ってイバラガニに近い蟹やねん。イバラガニモドキも捕れるのはほんとにごくわずかで稀少な蟹やけどイバラガニの方がもっと稀少でなかなか食べることできないけど美味しかったからま、いっか」
ってことでした。イバラガニとイバラガニモドキ。イバラガニはもっとトゲトゲしてる蟹でイバラガニモドキはトゲトゲはしてるもののイバラガニよりもタラバガニに似た蟹です。ただ、世間ではイバラガニという名で出回ってるのはイバラガニモドキのようです。なのでイバラガニの偽物ではないようですね。
イバラガニはなぜ稀少なのか
イバラガニもイバラガニモドキも海底500~1100メートルの深さに棲息しており昔は捕ることが出来なくてたまに上に迷いこんだ蟹が捕れるほど極わずかであったが、今では技術も進んでより深いところにまで網を落とすことが出来るようになったので以前より比較的捕れるようになった。だが、イバラガニを狙って漁をする漁師さんはほとんどいなくて希に蟹漁で網にかかった蟹が上がる程度のようです。また、あがった蟹も市場に出回ることが少ないってのが現状のようです。
イバラガニの特長
イバラガニは見た目トゲトゲしてるのだがタラバガニに比べてトゲが鋭いイメージです。タラバガニと同じヤドカリの仲間でズワイガニなどとは違う仲間となります。タラバガニよりも赤くてアカガニとも呼ばれています。足も4本ずつに見えるが実は5本目の足は隠れてて身の回りの雑用係的な役割をしてるようです。
イバラガニモドキはどこで捕れる?
イバラガニモドキはオホーツク海、カムチャッカ半島、ベーリング海そして宮城沖、福島沖、東京湾、相模湾、遠州灘くらいまでで捕れています。イバラガニと比べると北海道の上の方までと北に広く棲息してるイメージですね。
イバラガニモドキの特長
イバラガニと同様にトゲトゲしてるがタラバガニよりも色は薄い感じです。トゲトゲしてるので手をケガしないよう扱いに注意が必要です。量がたくさん捕れないのと知名度が低いためタラバガニのように知ってる人も多くなくて市場に出回るごとも見かけることも少ないです。
でも正真正銘のイバラガニよりは出回ってるようで、世に出回ってるイバラガニはほとんどはイバラガニモドキのです。ただそのイバラガニモドキが美味しいのは先述したように確かなことです。
イバラガニをすすめる訳
イバラガニってたまに出てるとすればそれはイバラガニモドキなんですね。そしてイバラガニ(イバラガニモドキ)はタラバガニに引けを取らないくらい美味しくてしかも濃厚なんですね。
いちばん嬉しいのが安いということ!だいたいタラバガニの3割~5割は安いと思います。調理もタラバガニと同じように鍋に入れたり焼きガニにしたりと簡単です。
タラバガニのように美味しくてさらに濃厚で値段も安くていいこと尽くしです。
まとめ
- タラバガニによく似た蟹でイバラガニがあり、そのイバラガニによく似たイバラガニモドキって蟹がいる。
- イバラガニはたまに出回ってる程度の稀少な蟹だがイバラガニとして出回ってる蟹はほとんどがイバラガニモドキ。
- イバラガニもイバラガニモドキもタラバガニよりも深い水深500メートル以上のところで棲息してる。
- イバラガニは主に太平洋側で、イバラガニモドキはオホーツク海から太平洋までと棲息してる場所は違いがあるようだ。
- イバラガニ(イバラガニモドキ)は濃厚で美味しくてしかも値段も安くてオススメ。
- デメリットは…売っていないときが多い。トゲトゲがあり食べにくいし調理も気を付けなければいけない。そして知名度が低いために人気がない。
前に記事にしたサンマと子イワシの話もどーぞ!
みなさんも漁港や魚市場へ行く機会があれば一度イバラガニをさがしてみて下さい。