今回のテーマはきっと賛否両論あると思う。強いチームと言っても人それぞれ感じ方も考え方も違う。高校へとつながるジュニアユースをいかに過ごすかということはサッカーを続けるなら大切な事です。
どんなチームを選ぶかの理由として強いチームに行き上手くなりたい。って人は多い。なのでまずはじめは強いチームとはどんなチームのことを指すのかいくつかのパターンをあげてみます。
強いチームとは
本年または昨年優勝や良い成績を収めてるチーム
上記の通りで今現在在籍しているメンバーで良い成績を残しているチーム。元々強くなかったか、新設のチームかもしれません。今いるメンバーで上位の成績を上げているが来年またその次の年になるとどうなるのかな?って感じのチーム。
チームスタッフの指導が良く強くなったのか、能力が高い選手がたまたま集まったのか様々なケースがあるようです。
いつも優勝争いに名前が出てくる強豪チーム
その地域で誰もが知ってる有名なチームと言った方がわかりやすいかもしれません。なので人気も高く募集も集中することからセレクションを行っているチームが多い。
高校とのパイプも多く持っているのも強豪チームの特徴です。J下部チームの多くはこういうチーム。
歴史ある地域で有名なチーム
創立から長い年月も経っていて地域ではよく名前の聞く事の多いチーム。歴史あるだけあって有名選手が卒団生にいることもある。もちろん高校とのパイプもそれなりに多く持っている。
成績こそ目立たないが自分が入る年にいい選手が多く入団するチーム
これも見極めるのは難しいかもしれないが、地元のサッカー繋がりで色んな情報や噂から判断するしかないだろうが、もしいい選手が集まるなら可能性を秘めたチームとなるかもしれない。
どこに重点を置くのか
以上のような強いチームを選ぶにしても様々なパターンのチームがある。またセレクションを行うところもあればそうでないところもある。強いチームに重点を置いてチーム探しをするのなら自分でイメージして自分に合ったチームを見極めると良いでしょう。
ただ、強いチームが必ずしも自分の為になるかどうかは人それぞれです。成績の良くないチームでも素晴らしいチームもあるということも覚えておいてほしいと思う。
そこでチーム選びにおいてどんなところに重点を置くのかをいくつかの例をあげてみた。
- 強いチームに行きたい
- 指導方針が自分に合う
- 家から近く
- 人数が少なくレギュラーを狙える
- チームから誘いを受けている
- チームの試合スタイルが合う
- 知り合いが多く行く又は多く在籍している
- 兄弟姉妹がいる
- ユニホームが好き
- 部費が安い
などの理由から選ぶのがほとんどではないだろうか。上記の内容をもう少し詳しく考えてみます。
①強いチームに行きたい
先に例をあげたような強いチームならレベルの高い相手やチームメイトと一緒にプレーするようになる。自分自身のレベルアップにも繋がり高校への進路も幅広くあるでしょう。
レギュラーを取るのは競争もレベルが高いので容易ではないかもしれないし、1年生から試合に出れることも難しいのは覚悟しておいた方がいいかも。
②指導方針が自分に合う
練習方法、チームが目指すもの、3年間を通してのチームプランなど自分が考えることに近い、あるいは理想的だと考えることからチームを選ぶ。
各チームのホームページから読み取るのもひとつの方法です。
③家から近く
単純なような理由に聞こえるかもしれないが重要な事です。ジュニアユースは学校との両立になる。家から近いということは行き帰りの通う時間も少ないということです。
例えば片道1時間かけて通う場合往復で2時間、週3回練習があるなら週6時間、月27時間、年間320時間ほど通部の時間になる。これをどう考えるかということです。
さほど時間がかからないくらいに近くに理想的なチームがあれば問題ないのですが、時間をかけて理想的なクラブチームに行くのならそれなりの覚悟と強い気持ちが必要になります。
また忘れてはいけないのは交通費です。公共機関はジュニアユースになれば大人料金になる。週に複数回の交通費は月に換算すれば意外とかかるということも覚えておいて下さい。
④人数が少なくレギュラーを狙える
サッカーは試合で成長するスポーツとも言われるので試合経験を積むということから考えればひとつの選択肢かなと思います。またジュニアでは試合に出る機会の少なかった選手はなるべく試合経験ができるチームを選ぶのも有りかと思います。
ただ、人数が少なければチーム内での競争も少なくレベルアップしようとする自分自身の気持ちはしっかりと持っておかなければいけないと思う。
⑤チームから誘いを受けている。
誘ってくれているのはありがたいことで嫌な気をする人はまずいないでしょう。ただひとつ考えてほしいのはチームがどういう意図で誘っているのかということです。
地域で有名な子やトレセンに所属している子はどのチームも欲しがります。その時の勧誘の度合いにより誘い方も様々です。また人数が足りなかったり少ない場合もあるので単なる人数確保の場合の勧誘も予測しないといけない。
とにかく簡単に決めずに一旦冷静に客観的に判断することが必要です。
⑥チームの試合スタイルが合う
チームへ入団すればチームの指示や方針を守らないといけない。試合スタイルで言えば個人技に重点をおいたドリブルサッカー、逆に組織的なパスサッカーなどチームにより違いがある。
試合スタイルが違えば練習メニューも違います。正直ジュニアユースへ入団する時はそこまで考えて判断する選手は少ないようです。でも入団してから自分の思ってたのと違うと考える選手は多く途中で退団する選手もいます。
楽しくサッカーを続ける為にも体験練習に参加し、できれば試合も観に行くなどをしてから判断するくらいは最小限してほしいと思います。
⑦知り合いが多く行く又は多く在籍している
入団する時は誰もが不安であり心細いのは当たり前です。また仲良しの子と一緒にしたい。こういう理由で選ぶ人もいます。
でもジュニアユースのチームへ入団すると同じ志を持った仲間の集まりなのですぐに仲の良い気の合う子ができるかと思う。なのであんまりこだわる要素ではないかなぁというのが僕の意見です。
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⑧兄弟姉妹がいる
知り合いが在籍してるまたはしていた場合では⑦の内容と同じようだがかなり違う。それはチーム内の事もよく分かってるということです。チーム内の選手が家族いるのはチームの全てが分かると言ってもいいかもしれません。
もちろんそれは親も助かります。試合や遠征の時の方法、練習方法、メンバーやコーチの事、部費など全てが一回経験してる事なのでやり易いし、行かせるのにも安心できる要素もある。
⑨ユニホームが好き
J下部チームのユニホーム、地域で有名なクラブチームのユニホーム、配色やデザインが好みのユニホームなど実際に3年間自分が着ることになるユニホームは興味の引くところです。
複数のチーム候補がある場合に参考になったり最後の決め手になるかもしれません。こだわる人にとってはこれも大切な要素になる。
また背番号はチームにより決め方が違うし、試合用のユニホームは試合前にチームから試合に出るメンバーのみ背番号を発表して貸与されるチームもあるので気になる人はそのあたりも事前に聞いておいた方がいいと思います。
⑩部費が安い
選手本人が気にするのかしないのかは別として、保護者にとっては重要な要素です。部費だけではなく週何回かの練習場への交通費、試合会場への交通費、チームのバスの有無など思ってる以上にかかります。
入団すると練習着や試合用のユニホーム、チーム移動着、チームバッグ、防寒着など購入する必要があり、チームにより購入の範囲が違う。
移動着やチームバッグ、防寒着などは購入しなくて自由なチームもある。入団を決める前に聞いておく必要があります。
チーム候補を複数で迷ったら一度試算して比較してみるのもチーム選びの決断の材料になると思う。
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まとめ
ジュニアユースのチーム選びには個人によりこだわりや好みなどで何が重要なのかがそれぞれ違います。
強いチームから選ぶにしても強さも様々です。どういう意味での強いチームなのかを知り、自分に合ったチーム選びをしてほしいと思います。
また優先順位を自分なりにつけてからチームを調べて判断していくことが失敗しないチーム選びの方法かと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。