前回にキャプテンについての役割と自分のためにもなるという話をしましたが、今回はもうひとつ重要な役割を担っている副キャプテンについて話します。キャプテンについてはキャプテンの役割は何をするのかという話と自分自身の為になるという話を参考にしていただければと思います。
目次
副キャプテンとは
チームによって役割に違いがありますが、皆さんはどのようなイメージを持っていますか?はじめに頭に浮かぶのはキャプテンがいない時の代役、キャプテンのサポートという役目だとなんとなく考えるのではないでしょうか。たしかにそれらはチームにとって重要だし必要なことなので欠かせない役割です。ですが僕はそれ以外の副キャプテンの役割がチームにとってとても重要な役割であると考えます。
副キャプテンがすること
上記のような見て分かりやすい役割とは別に副キャプテンにもキャプテンと同じように裏方の役割があります。裏方の役割もチームにとって大切なことです。副キャプテンはキャプテンと同じような役割もあるのですがそれとは別の副キャプテンならではの役割があり、チームにとってとても大切な役割です。並べてみますと
- キャプテンと選手たちとの間のつなぎ役
- 副キャプテンならではの視点からの指示
- コミュニケーションの中心
- キャプテンの気づかない部分の穴埋め
- キャプテンへの提案
- キャプテンからの相談
- その他キャプテンができないこと
順をおって解説してみます。
キャプテンと選手たちとの間のつなぎ役
キャプテンは監督コーチの指示を選手たちに正確に伝え実行させなければいけません。時には厳しく選手たちに接してしまうこともあります。選手たちにとって堅苦しく感じてしまいキャプテンとの間に溝ができてしまう場合もあります。
団体競技においてチームワークは非常に大事な要素です。こういう問題が発生すればできるだけ早く解決しないといけません。そこで副キャプテンの出番です。なぜかと言うと、キャプテンよりも選手に近く選手よりもキャプテンの立場に近いからです。両方の立場を分かっている副キャプテンはやはり発信力があります。両方に柔らかく伝えてあげ仲良く上手く機能するように努める必要があります。チームの歯車を滑らかにつなげる事ができる裏方の大切な役割的な存在です。
副キャプテンならではの視点からの指示
これも上記と似ているのですが、キャプテン寄りでも選手寄りでもある立場から練習やゲームそしてチーム活動までも副キャプテンでしか感じない独特の見た感じや意見があります。キャプテンに「〜じゃなくて〜だよ」とか「〜してもいいと思う」などの助言や意見は他の選手よりも副キャプテンの方が説得力があるし、選手たちにキャプテンが気付かないところを指示したり注意することも副キャプテンならではの役目です。
コミュニケーションの中心
キャプテンよりも選手に近い立場の副キャプテンの方が選手たちが話しやすい場合もあります。選手たちの様子の変化を読み取りなんでも話しやすい環境を作ってあげることもチームには大切な事なのです。時にはムードメーカーになったりとキャプテンよりも融通のきく立場を利用しましょう。
キャプテンの気付かない部分の穴埋め
チームの中心となるキャプテンでも完璧ではありません。見落としや間違い失敗はあります。それに気付いて助言もしくはサポートしてあげる役割もあります。チームのレベルアップの為足りない部分を補うことでより質のいい練習やチーム作りにつながるのではないでしょうか。
キャプテンへの提案
チームにとってキャプテンは孤立して独走することも考えられます。キャプテンに気付いてほしいことやしてほしいことを提案できる立場にあるのも副キャプテンならではです。チームのためにみんなの為に自分の意見やみんなの意見や考えはどんどん言ってもいいです。そしてキャプテンと意見を交わしいろんな角度からチームをより良い方向に向かわせるようにしましょう。
キャプテンからの相談
キャプテンはチームメイトと指導者の間に挟まれ言いにくいことやキツイことを言わないといけないのである意味孤独な立場でもあります。心に余裕があるように見えるが実は自分の中でいっぱいいっぱいになってることだって多いはず。そして堅い役割である為みんなの手本となったり、一緒になって楽しくしたい時も我慢しないといけない立場ということもありストレスも溜まります。
誰かに話を聞いてもらいたい、相談したいことだってあるのです。そういう時は個人的に仲の良い子以外には副キャプテンに相談してくることが可能性として高いです。副キャプテンはそういう気持ちを理解しつつ一緒になって考えてあげてほしいです。キャプテンに近い立場だからこそ分かってあげれる部分もきっと多いと思います。わからない事でも話を聞いてあげるだけでもキャプテンはかなり気持ちが楽になるでしょう。
その他キャプテンができないこと
いろんな場面が考えられますが、例えばサッカーでは副キャプテンだけに限らないのですがポジションに近いところの細かい指示をする。キャプテンは自分の役割でプレーに目が行きがちなので選手たちの体調の良し悪しや心境の変化などをフォローする。下級生への対応や指示。その他考えればいくつでもあります。
要はキャプテン一人だけに任せずにチームはみんなのものなので副キャプテンが率先して選手たちを引っ張っていければと思います。
副キャプテンの存在は
副キャプテンはあいまいな立ち位置だと考える人もいますがそうではありません。キャプテンのように目に見えてはっきりした役割じゃない部分が多いのは確かですが、だからこそ難しいと言えます。
なぜならチームの中で指示する立場にありながら選手たちに一番近く細かい部分を見て自分で考え行動する必要があるからです。同時に指示する立場と選手たちがうまくいくように時にパイプ役としてチームがまとまるよう貢献します。言わばチームの潤滑油的な必要不可欠な存在なのです。ある意味副キャプテンの行動でチームワークが左右されると言っても過言ではないかと思います。
さいごに
キャプテンと同様に副キャプテンになるチャンスが巡ってくれば進んでなるようにしてほしいです。今後の自分にとって大きな経験として活かせるのは間違いないです。頑張ってください。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
関連記事