目に入れても痛くないくらい可愛い我が子。産まれた時から天使のような存在で、この世にこんなにも可愛く大切なものがあるのかと思うほどの唯一無二の宝物。ずっと生活を共にして成長を見守っていく。幼少期には突然高熱を出して救急病院へ駆けつけたり、全身ブツブツになったり、転んで擦りむいたりとどの親御さんも心配が絶えなかった事と思います。その心配の数だけ愛情をたっぷり注いで子育てに携わってきた。
そんな過程の中で最も強敵なのが、小学校高学年から高校生あたりにかけてやってくる反抗期です。親としてはほんまにうっとおしい反抗期。今までの頑張りや苦労が何だったのか?っと思うほど急に言うことを聞かなくなったり、逆らったり、時には暴言吐いたりなど、自分の知ってる我が子はどこ行った?って感じになる。
特に初めての時には親はかなり衝撃を受ける。「あの可愛くて素直な我が子がどうしたんだろう?」「どこであんな言葉を覚えたんだろう?」
そしてやがては「何が不満なんだろう?」「誰が原因?」「交友関係が悪いのかも?」などなどの考えに行き着くようになるかもしれない。(自分の場合そういうように考えてしまった)
ですが、子供が親に対して冷たい態度を取ったり、生意気な話し方になった、あるいは無視する、親の言う事を聞かなくなるなどの行動は成長の証だと言われています。ある意味、親離れの第一歩かもしれません。
親の考え
でもね、親って簡単に成長の証だと割り切れないんですよね。いつまでも愛らしい小さな子の姿が頭にずっと残像として残ってるんですよね。だからほんの些細なことでも気付くし気になる。
また、今までの自分が大人になる過程の経験から、子が今してる事の勿体なさや貴重な時間の費やし方などがすごく無駄なようで気になる。今こんなことしてたら大人になってから苦労しないのになぁって思ってしまう。
子を思うからこそ口うるさくなったり、時には厳しい口調で言ったりするんですよね。愛情があればこその親のうるささではないかと思う。
なぜ反抗期?
子は親の心配しているのを感じてないわけでは無いはず…ですが、あの態度は何だろう?あの言い方は何?ってくらい親に対して対抗してくる。それが親が最も反抗期と感じるところではないでしょうか。
では子の立場になって考えてみてはどうでしょう。いつも事あるごとに口うるさく言われる。頭の中では分かっているのに言ってくる。今行動に移そうかとしているのに言ってくる。繰り返されると気分的にうんざりする。
自分がなかなか行動に移さなかった事など関係なくうんざりする。子は勝手な生き物だ。でも親である自分は数十年前の子であった頃の自分はどうだったのだろう?…ですね!きっと素直ではなかったと思います。
かと言って親が憎かったでしょうか?きっと違ったはずで親は大切な存在だったはずです。頭ではそう分かっていたけれど、どうしても素直になれない。従えない。すぐにイラッとして後で後悔なんて事もあったと思います。
そう考えれば、多少抵抗されたり態度の変化も違った目線から見れるのではないでしょうか?
反抗を感じる瞬間
親として子に反抗されてるって感じるところがあると思います。私の周りの親たちとその事で話題になりました。そのうちのいくつかを取り上げてみました。
- 友達とはマメなのに親には適当
- ご飯とお金以外の事は子から話してこない
- バカにしたような流行り言葉を親に使う
- 返事は適当
- 自分の物は自分の物、親の物は自分の物
- 部屋にこもるようになった
- 母の好みや趣味などに対して「古い」「昔」などを連発する
- 一緒に買い物やお出掛けに行かなくなった
- 一緒に歩く時も距離を取って他人のように振る舞う
中には反抗期とは関係ないんではないかと思われるような意見もありますが、思い当たるところも多いかと思います。
考えや視点を変えてみる
子を思うからこそ注意する、叱るという流れをここらで変えてみるというのも大事かと思います。子も成長して反抗期という時期を迎えるのであれば、親も成長して当然なのでは?
ここで考える親の成長とは
- 子に任せる、気づくまで放っておく
- 意思を尊重する
- 何回も言い過ぎない
- 少々のことは猶予を与える、我慢する
など自分で気づかせる事だと思う。本人は分かっていたり、気付いてたりするし、分かっていなくても失敗から学ばせるのも大切だと思います。なので、これまでと違い本人が自分で気付き、自分に責任があるという事を知ってもらう為にも、親は子が自分で判断するよう分かっていても我慢してあえて言わない。その部分は親が成長しないといけないのではないでしょうか。
子の成長と共に親も成長する。親も初めての経験をしているのでまだまだ成長の過程なのですから。
さいごに
今回は自分の主観的な意見が多く、こんな人もいるんだってくらいに考えてくれれば幸いです。お互いまだまだ子育ても先が長いですが、頑張りましょうね。