近年よく異常気象という言葉を耳にします。エルニーニョ現象、ラニーニャ現象もよく耳にします。天災は予想できないとはいえ準備はできるだけしとくべきです。
とは言え台風は現代では予測ができるし、大きさや雨の量や風の強さなどはくる前に情報としてとらえることができる。
予測して備えてても予想以上の風や雨で多大な影響をうけることもある。備えはし過ぎるくらいでも全然かまわない。
台風の情報を分かりやすく解説したのはこちら↓
わかりやすく台風の説明をするので情報を理解し備えるようにしよう
目次
台風の性質を把握することが大事
台風の性質と言っても雨が強いのか、風が強いのか、両方強いのかどうかって事を知る。事前に把握するだけでも対処の仕がかわってくる。
雨台風の場合の注意しておくことは?
雨がよく降ると予想されるいわゆる雨台風ならば台風のどちらがよく降るのか?梅雨前線があるなら影響をうけるのか?予想される降水量はどのくらい?これらのことは最低限把握しとく必要がある。
で、雨の場合は自分のいる地形や河川からの距離を知っておく必要もある。
地形や河川に注意する意味は?
雨台風の場合は水害になればどうするかということを考えておく必要がある。事前に心構えをして適切に判断して対処する。
それはどういうことかと言うと、住んでるところが河川の近くの場合は雨量が多くなれば河川の氾濫が起こりうる。なので河川に近ければ近いほど早急な対応が求められるわけで、氾濫のおこる前には避難し終わってないと身動きがとれなくなる。その関連記事はこちら↓
川の氾濫など水害から逃れる為に避難勧告よりも前に行動する意味
そして河川は流れてるということを忘れないように!今いるところが小降りでも上流の地域に大雨が降れば水位が上がるということも頭にいれておくべきだ。
河川が近くに無くても登り坂の手前や周りより低い土地に住んでいても浸水する可能性もあるので事前に自分の住んでるところの地形を把握しとくことも必要になる。
雨量が多そうで水害の危険があるのなら自主的に早めに移動しておく。特に小さな子供や高齢者の方がいるなら早めでちょうどいいと思います。
避難場所に関しては台風が接近してくれば公民館や学校など解放するので、地域の自治体に問い合わせば教えてくれる。学校でも途中に橋を渡るとか川沿いを歩く必要があるのならなおさら早めの避難をするか、違う近い場所にしよう。
雨の影響は違う形で襲ってくることもある
気を付けないといけないのは河川や低地だけではなく土砂災害にも気をつける必要があるということだ。
家のそばに山や崖(がけ)などが近い場合は、雨水をたっぷりと吸った地面や岩が地すべりを起こしたりして土砂崩れや崖くずれを起こすことも考えられる。あと水分を大量に含んだ泥が流れ込んでくる土石流(どせきりゅう)の可能性も頭にいれておく必要もある。
自分の住んでるところの地質、地形も事前に把握しとくのはもちろんのこと、ハザードマップ(被害予測地図)を参考するなどして状況を知っておかなければいかない。知っておくことでいざというときの状況判断でかなり違ってくるのは確かだ。
雨の時に発表される情報
- 大雨注意報…大雨で土砂災害や浸水の可能性があるとき
- 大雨警報…大雨で重大な土砂災害や浸水の可能性があるとき
- 大雨特別警報…大雨警報よりももっと強い意味の警報で、数十年に一度の降雨量の予想されるときに出る。災害のおこる可能性の著しく高いとき。
- 記録的短時間大雨情報…予報ではなくすでに記録的な降雨量の発生した時に出る。特定の地域に短い時間で数十年に一度の降雨量があったときで、色んな災害の危険が発生する可能性があるとき。
川の水位に関する情報
- 洪水警報…河川の水位が高くなり水のあふれる危険が高まったとき。
- 氾濫危険水域…河川の水位が危険な水位を越えたときに出る。いつ氾濫してもおかしくない状況のとき。
- 氾濫発生情報…実際にすでに氾濫が発生したときに出る。この時点ですでに避難し終わってることが望ましい。氾濫したときの危険区域などはハザードマップですでに確認して行動を起こすように。
山や高台や崖付近の情報
土砂災害警戒情報…大雨警報がすでに出てる状態で出る。土砂災害の危険がさらに高まったときに出る。流れ落ちてくる雨水の色や変な匂いがするときが前兆と言われている。
風台風のときの注意しておくことは?
もちろん水害も頭に入れておくことは必要だが、台風の風は普段の日常では考えられないくらい勢いがあると思っておかないとならない。いつも当たり前にそこにあるものが風でこわされたり、飛ばされたりするのだから。
強風によりいつも通勤や通学する時になにげなく普通にある樹木が簡単に根元からなぎ倒されたり、折れたりする。看板やゴミ箱など屋外にあるものが転がってくる。木造で年数の経っている倉庫や家屋などは倒壊することもあるのが台風の風なのである。
事前にできる準備はしておく
それでも台風はくる前に予測ができるので準備はできるものはしておく必要はある。
たとえばベランダや家の外にある飛びそうなモノはなるだけ屋内に入れておく。物干し竿や自転車も入れれるなら入れておく。シャッターがあるなら下ろしておく。窓ガラスが割れたときに備えてフィルムを貼るなどできることはしておかないといけない。
事前の準備としては雨台風や風台風のどちらにしても台風によるライフラインへの影響も考えておく必要がある。風の被害に対しての備えはしてるが、電気、ガス、水道などのライフラインへの影響までを考えない人が意外と多い。
- 水が出ない…トイレを流す用に風呂に水をためておく。飲料水をできるだけ確保しておく。
- ガスが出ない…パン、缶詰め、その他の保存食を用意しておく。冬場はカイロも。
- 電気がこない…懐中電灯、寒いときはカイロ、毛布、携帯電話を充電しておく
夜に停電になると何がどこに有るのかわからなくなるので、あらかじめ必要なものは同じ部屋同じ場所においておいた方がいい。また、情報がいつでも入るよう電池式のラジオは必需品です。
情報は災害時にはとても大切で、どんなことがどこで起こったのか?どこに行けば食料と水が手には入るのか?今の状況はどうか?などの正しい行動につながる情報を得ることができる。
そして外には風の強さがピークになれば絶対に出ないようにする。外には色んな物が舞ってる危険もあるし、何が飛んでくるのかわからないので!
大げさな話だと思うかもしれないが、いざというときに役に立つし、いざというときはいつくるのかわからないので、常に用意や対処の方法を考えておくことが必要だ。
買い物も当たり前だけど必ず済ましておくこと!日持ちするものや冷蔵庫が停電で使えなくなったときも考慮して買うのがいいと思う。
ライフラインが止まれば店も閉まる
災害後には停電や水道が止まればスーパーも閉店になる。スーパーだけでなくほとんどが停止してしまう。そこで気づいて買い物に行く頃にはもうどこも空いてなく、唯一営業してるコンビニなんかも食料不足と飲料水が無くなってます。
あわてて行ってもほとんどがなにも無く、途方にくれることにもなりかねません!
次にライフラインがストップすれば車で過ごす時間が長くなる傾向がある。その理由は
- 冷暖房が有り温度が快適
- スマホなどの充電ができる
- 狭いがプライベート空間
- 他人に気を使わなくてすむ
- ラジオから情報が入る
- 安全な場所のイメージがある
などがあげられるが、車内での過ごし方にも注意すべきことがある。
まずは台風のくる前の準備として燃料を入れておくこと。停電などになればガソリンスタンドも閉店になるので補給することが困難になるからだ。仮に営業してるところを探しあてても混雑して行列が出来てることも想定できるので注意が必要である。
次に 長時間停車しておくのなら換気は絶対条件!窓は数センチはあけておかないといけない。そして排気ガスの出口の部分もふさがらないよう、溜まらないようにする注意が必要になる。雪の時は特に気をつけよう!
避難の指示の意味
危険な地域に住んでたり、大雨や様々な災害で住んでるところから逃げないといけない状況になることもいつくるのかわからない。でも自治体から避難しなさいなどの連絡があるのでそれぞれの意味を記しておきます。
- 避難準備、高齢者等避難開始
- 避難勧告
- 避難指示(緊急)
となっており、避難指示が最高の危険な時なので、身動きがとれなくなる事を想定してそれ以前に自主的に避難するのが望ましい。
自主的に判断してってことを求められるので台風ならばくる前から避難しても全然かまわないので早めに行動を起こすぺきです!
まとめ
台風は災害の種類の中でもある程度の情報が伴うので、情報に注意をしつつ、準備をできることはしておく。そして屋外に出ないようにする。
ハザードマップも把握しておき、災害の情報も理解して対策をたてておく。そして避難は早めでもかまわないので早めに行動を心がける。子供や高齢者は特に早めに!
異常気象という近年で災害も続いてるが、じゅうぶんに災害と種類と情報を理解して万全で備えられるようしよう。