小イワシの開きかた
訳あって大量の3kgの小イワシ(ほとんどが12㎝以下のもの)を開きにしていきます。こうなったいきさつは
3kgの大量の小イワシを前に感謝した話とそれをどう調理したか
このような小さなイワシの場合は手でさばけるので簡単です。それでは順を追って説明していきますね。
1、まずは頭部とわたの部分を取り除く作業です。水道の水を少し流し洗いながらします。
片方の手でお腹あたりを持ちながらもう片方の手で首の付け根をグッと折るように曲げながら頭を取ります。その時におなかのわたも一緒についてくると思うが、ついてこなくても大丈夫です。

手で開きにしてるところ①
爪を首の根っこにグッと入れるような感じにするのがコツです。
2、次はおなかの部分を開けていく作業です。小イワシのおなかは非常に柔らかいので簡単に開けれます。おなかの部分を自分の方に向けて持ち両手の親指の先で真ん中に押し込みながら尻尾の方に向かって徐々に開いていきます。いけるとこまで開ければOKです。

手で開きにしてるところ②
コツはわたを取り除きながら水で洗いながら開いていき、骨は残ろうが気にしないでいい。
3、背骨を取り除く作業です。2との平行作業です。わたを取り除きながら取っていけるならそれがいちばん理想です。背骨の両側の身を指先で離しながらおなかを開けていくのが手っ取り早いです。そして背骨を外しながら取っていって尻尾の手前で折り取り出します。

手で開きにしてるところ③
コツは身が骨に多少残っても気にせずに作業を続ける。という事です。そして取り除いた骨は捨てずにまとめて残しておいて下さい。骨はあとで調理しますので。また、ここでは背骨が取れればじゅうぶんなので小骨が残っていても気にせずに。
背骨を取り除くと身が薄くなりペラペラになります。ですが気にしなくても大丈夫です。薄いけど揚げればしっかりとなるので安心してください。
4、開いたら水でサッと洗い、水をきったら調理するときに取り出しやすいように順序よくお皿に並べていきます。

手で開きにしてるところ④
この繰り返しで小骨などを気にせずに次から次へとちゃっちゃと作業をひたすら進めます。時々お皿に水がたまるので水をきることも気をつけます。
そして下準備が完成です。この状態にすれば焼いても揚げても蒲焼きにも使える。

開きの下準備後のたくさんの小イワシとその骨
小イワシを揚げる
揚げるといっても自分の場合は他の家事もあり時間も限られてるので考えたあげく市販のから揚げ粉を使用することにした。子供らは唐揚げが大好きなのでそれを使えばそこそこの出来になるんちゃうか?って浅はかな考えですが…
小イワシは水分がすでに含んでるので別の更に唐揚げ粉の粉を入れて揚げる寸前に両面にじかにつけ揚げていきます。今回はフライパンを使い、多めの油を入れを5匹ずつ揚げていきます。
もともと新鮮なのでカリカリにまでしなくても大丈夫なので160℃くらいで2~3分揚げて上げます。小骨も揚げればパリパリになるので気にならなくなります。そしてその作業をひたすら繰り返して出来上がりです。

唐揚げ粉で揚げた小イワシ
こんがりきつね色になればサクサクと食感があり、中はふっくらしてきていい感じになります。
まとめ
- 頭部とわたを水道で水を流しながら取り除いていく。
- おなかを開けていく。
- 背骨を取り除く。
- サッと水で流し皿に並べる。
- 市販のから揚げ粉を皿に入れる。
- 両面にから揚げ粉をつける。
- 160℃くらいで揚げる。
- きつね色になれば出来上り。
開きにして揚げることにより小骨も気にならなく食べれる。背骨を取り除いたら身が薄くなるけど思ったよりもふっくらする。
背骨の行方は?
背骨たちは素揚げでパリパリになるまで揚げて塩をふりかけて食べれば骨せんべいの出来上がりです。子供らにはめっちゃ好評であっという間に無くなりました(笑)1度試してみては…
注意…骨には多くの水分が閉じ込められて残ってる可能性があるので油に入れるときには1度に多く入れないようにしよう。
魚を下ごしらえしたあとは三角コーナーや排水口の入り口の網などはすぐに外してゴミ袋に二枚重ねくらいにして捨てる。シンクも洗い流し、使った調理器具も早めに洗い流すようにして臭い対策を忘れずに!
イワシなどの青魚は日もちしないのでなるだけ早く調理するようにして冷蔵庫も活用しよう。
以上、大量の小イワシを開きにして揚げて美味しくいただくまでの手順の実演でした。最後まで見ていただきありがとうございました!