代表的な秋野菜の話が続いてますが、今回は前回のブロッコリー、まつたけの話のつづきです。
まつたけにはたくさんの素晴らしい栄養素が含まれてることがわかりました。ただ栽培することができなくて収穫も少ないことから値が高く適度に摂取することは困難です。
そこで他のキノコ類はどうなのでしょうか?しいたけ、エリンギ、しめじ、まいたけなどに含まれる栄養素も調べてみました。
しいたけ
しいたけの由来
日本の代表的なキノコで古事記にも記されているという古くから日本人に愛用されてきた食材ですが、人工的に栽培されだしたのは江戸時代から大分県で始まったようです。
昔から身体に良いとされてきて中国文化にも300年前くらいから現れました!日本で本格的に栽培されるようになるまでは、まつたけよりも高値で取引されていたそうですが、今の時代では信じられませんね!
- 椎の木から取れるからしいたけ。
- どの季節からも取れるから「四季茸」でしいたけ。
- 世界的には学問的に「エドデス」と呼ばれていてイギリスの学者が日本から持ち帰って江戸ですに由来してるだとか
昔からいろんなところで話題になってたようですね。
しいたけの成分と栄養
まず注目したいのはエリタデニンという成分で、コレステロール値を下げる働きがあり、血液をサラサラにしてくれるので動脈硬化や高血圧などを改善する役割をしてくれます。
次に注目姿態のはレンチナンという成分でこれはナチュラルキラー細胞を刺激して活性化させる働きがあります。
このナチュラルキラー細胞(NK細胞ともいわれる)はガン細胞をやっつけてくれます。しいたけはガン予防にいいって聞いた人もいるかと思いますが、それは正論だったようです。
ナチュラルキラー細胞は細菌や雑菌やウィルスなんかを直接攻撃してくれるので結果、免疫力も高まります。ほんとにありがたい成分を保持してます!
しいたけには食物繊維も豊富に含んでて腸内を綺麗にしてくれますし、腸内の悪い雑菌なんかを排出してくれる役割を果たします。
そしてレンチナンという成分は食物繊維の一種です。
干ししいたけの栄養は?
あと、しいたけで忘れてはいけないのは干して乾燥させたしいたけで、生しいたけの長持ちさせるのが難しいのに比べると保存もできて持ち運びも少量にも分けるのも便利でよく使われています。
干ししいたけは便利なだけではありません。乾燥させることによって食物繊維、カリウム、ビタミンD、葉酸は生しいたけに比べて増えるんです。
エルゴステリンという成分はビタミンDの役割を果たしてくれ、それが乾燥させることで10倍以上になるというので驚くべきです。
ビタミンDはカルシウムの働きを助けるのに必要な成分なので子供の発育の為に、高齢者の骨粗しょう症の予防のために、こまめに摂って欲しいと思います。
また、ビタミンDは乾燥肌予防、美肌効果もあります。
葉酸は赤血球を作るのに必要な成分だし、食物繊維は腸の働きを活発にしてくれてダイエット効果もあります。
で、なにより乾燥させることで旨み成分が抜群に増えるのでいいことばかりですね!
生しいたけも干ししいたけも両方美味しく毎日まんべんなく食べれると体のケアをしてくれるイメージがします。ですが、しいたけはガン予防にめちゃくちゃ効果を発揮する食物!これだけでも十分価値のある食材なので覚えておいて下さい。
しいたけの調理の時の注意は
調理というよりも洗うか洗わないかという点です。国産のしいたけならサッと気になるところを拭き取るが、塩水でサッと洗う感じでいいです。
輸入のしいたけなら残留農薬が気になるので洗ってもいいと思いますが、時間をかけずに短い時間で洗いましょう。
しいたけの栄養分は水に流れやすいので注意が必要です。日本で栽培してるしいたけは基本無農薬のはずなので、気になるところを取り除く程度で大丈夫です。
生しいたけや干ししいたけがあまって保存するなら冷凍するのがオススメです。冷凍することにより旨み成分が増すのでより美味しく食べれると思います。
さいごに
- しいたけはガン予防に最適な食材
- しいたけは日本の昔から愛用されてきた身体に良い食材
- ビタミンDも多くカルシウムを助けるので骨の成長を助け骨粗しょう症の予防にも役立つ
- 干ししいたけは生しいたけの10倍になる成分がある
- ダイエット、美肌効果に最適な食材
- 調理の時に水につけるのは極力避ける
- 余ったら凍らせて保存する
しいたけは今では産地も時期も様々で年中手に入る食材です。値段も手頃なので常に意識して摂るようにして欲しい食材のひとつなので体のバランスを考えて美味しく食べれるといいですね!
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つづく