前回では試合に出ることの大事さをテーマにしましたが、大事さを分かったところで試合に出ることが出来なかったら意味が無くなってきます。そこで試合に出るために必要なこと出来ることとは何なのかを取り上げてみました。
参考記事
サッカーは試合経験が大事な理由と試合でしか分からないことがある
試合に出る意味とは
試合の種類を大きく3つに分けて考えてみます。
- 公式の大会(都道府県の選手権やインターハイ等のサッカー協会等が主催する選手たちが最大の目標としている大会)
- カップ戦、地域やチーム主催の大会(〜杯、〜カップなどでチーム、地域、人物、スポンサー会社等が主催する大会)
- 練習試合(トレーニングマッチや交流試合など)
まずは監督コーチはトレーニングを通して個人のレベルやレベルアップの様子を見ています。そして練習試合などの試合でどれくらい出来るのかを試します。動き、スピード、制度、強さ、理解度、ポジションの適合性など見るところは多くチーム状況や状態により様々な観点から判断されます。
そこで試合に使えるかもしれないと判断されればいよいよカップ戦などに出場の機会が与えられます。優勝を狙うための選手の一員として起用されるのです。そこで元々同じポジションにいてた選手は控え選手になるか他のポジションになるなどポジション争いが起こりますのでまだまだそこからが大変ですがまずは監督コーチに勝つために欠かせない選手として認めさせることは必要なのではないかと思います。
そしてチームとして最も目標としている大会である公式の大会のレギュラーを目指すという流れになります。どのチームの選手たちも公式の大会の頂点を目指して日々練習に励みます。そのチームのベストの代表選手になるわけですからその中で試合に出て活躍するのも個人目標としているでしょう。試合に出ることの大きな意味がそこにはあるのです。
試合に出る機会が少ないと
特に練習試合に出る機会がなかなかないとサッカーの場合ゲーム感を得ることは当然ですが難しくなってきます。ここで言うゲーム感とは試合の中での判断、連携、そして勝つために必要な感覚や雰囲気などです。
また前回の記事で取り上げたように技術、体力、フィジカル的な面においても出場している選手との経験の差は出てきます。これまで何回も伝えてきましたが、やはりサッカーでは実際に経験するということは大事な要素です。
ではどうすれば試合に出れる?
ここからが今回の記事のメインとなりますが、小中高のコーチ、スクールのコーチ、元コーチの数人からの情報を参考にさせてもらいました。コーチたちはどういう選手を試合に起用したいと考えているのでしょう、
練習試合では
- 真面目で素直で努力家な選手
- 上達してきた選手
- 他のポジションで試したい選手
- 意欲の感じられる選手
- 何かの能力の高い選手(キック力、走力、得点力、ヘディング、視野、キープ力、突破力、フィジカル、判断力など)
カップ戦や地域の大会では
練習試合と違いチームが勝つことへのこだわりが出てきます。その為チームとして機能する為の選手が求められるようになります。
- チャンスを作る事のできる選手
- 得点能力の高い選手
- 守備能力の長けた選手
- 周りの選手を上手く使える選手
- チームの雰囲気を変えれる選手
- チームをまとめる選手
- チームでみんなから信頼されている選手
個人よりもチーム力としての一員として考えられ選ばれます。途中の交代要因もチームの雰囲気を変えたり守備に強い選手や攻撃に長けた選手も試合の展開や流れによって入れ替えるのでそれぞれの役目が大事になってきます。
公式の大会では
上記のカップ戦や地域の大会で選出されるよりもうひとつ進んだ形で選ばれます。簡単に言えば勝つために現時点のチームのいちばんベストなポジションで考えた選手選びということです。勝つことが大前提としている試合なのでチームでのベストメンバーとなります。
- そのポジションでチームでいちばんベストな選手
この一択ではないかと思います。
試合に出るために
上記のように指導者は選手個人の進化進歩を見ています。また能力や技術もどの程度なのかも他の選手と比較して判断します。なので先ずは自分の能力を高めるため努力するのみです。スポーツなのですから最終的に勝つという目標はどのチームでも共通してあります。自分のいいところもアピールすることも大事ですが、自分自身の能力技術を上げていかないとアピールになりません。やはり日々努力というものはついてきます。
ここで言う努力なのですが、僕はしないといけないとかやらされている感があるならば努力ではないと考えています。努力とは自主的に学び工夫してするものだと考えているからです。好きでしているスポーツならば自主的にしていると信じています。
出れない要因
こんなこと思い当たるところはないでしょうか?
- 指導者に対して態度が悪い
- 自分が上手いと思い上がっている
- 自分勝手なプレーをする
- チームメイトに対して文句や暴言を言う
- すぐあきらめる癖がある
- 練習を休むまたは遅刻が多い
- チーム連絡をしない
こういう行いは指導者として試合に出場させることは困難になります。チーム力として考えれぼ個人が上手だとしてもチーム全体の力は低下してしまうからです。結果勝ちに結びつく可能性が低くなると考えられ出場機会は与えられなくなります。気をつけてください。
次回は指導者側に問題があるのでは?という観点から考えてみようと思います。
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